強度行動障害の研修

この研修では、行動障害に対する基本的な理解を学ぶことが出来ました。

ご利用者に寄り添いながら「試心試意」支援するだけでは、行動障害のある人たちの支援は上手くいかず、行動障害のある人の支援を行うには知識・情報・考える力を身に付けることが大切であると教わりました。

 

行動障害のあった人の最も行動障害が重篤であった時期は中学校・高等学校の時期で思春期の心理的、身体的な成長の時期と重なる為より配慮が必要です。まさに、今ルピナスに通われている子供達がこの時期に差し掛かっています。

ルピナスに通っている子供達の中にも自閉症と診断されているお子様がいます。その特徴も知る必要がある為記入致します。

 

自閉症スペクトラム障害の中核的障害を「三つ組」と表現し相互に関連する「社会的相互交渉の質的障害」、「コミュニケーションの質的障害」、「想像力の障害」の3つを主な特徴と捉えられています。

社会的相互交渉の質的障害はいわゆる社会性の障害で乳幼児期は興味や関心の偏りが大きかったり、人との関わり方が未学習の為、人に関心を示さないようにみえたり、自分の興味のある物や活動にだけ取り組んだり、集団活動に参加できなかったりするような様子が様々な場面でみられます。日常生活を通して対人関係の取り方を学習しても、自分勝手な関わり方で相手が嫌がったり受け入れてくれない、孤立して自分の興味や関心のある事に熱中する、あるいは自分から対人関係を取ろうとしても形式ばった関わり方であったり一方的な関わりであったりする事が少なくありません

しかし、社会・学校・職場でも他人との関わりが必要となるのが社会である。相手の立場に立ったり、相手の気持ちを理解する事が必要です。しかし、自閉症スペクトラム障害の人達は基本的に困難です。コミュニケーション機能はもっている事が多いといわれます。言葉で「〇〇がほしい」、「〇〇をしたくない」ということを相手に伝えることができないと、私達はとてもイライラした気分になります。そのイライラ感が高まると、欲しい物を勝手に取ってしまい、他者にその行動を止められると、その人を叩いてしまう(他傷行為)ことが起きやすくなります。難しい課題や作業をしたくないのに、それを強く指示されると、課題や材料を投げて窓ガラスを壊してしまう(物壊し)ことが起きてもおかしくありません。

重度の知的障害をもつ方は言語発達が制限され、発語がなかったり、極めてわずかな語彙しかない方もいます。その場合自分のしたいこと、したくないことが相手に伝えられず、フラストレーションの状態に陥り、そう要求を通す為に発語以外の手段として行動障害を起こしてしまうことがあります。コミュニケーションのスキルが欠如していることが行動障害の背景にある場合は非常に多く話し言葉以外の手段も含めて何らかのコミュニケーション手段の獲得を促進しないと行動障害の改善につながりません。知的障害がなくても微妙なニュアンスや含意を理解する事が難しいようです。

想像力の障害は、こだわりや同一性の保持と呼ばれ、特徴と表裏の関係にあります。いつもと同じ状況であれば安定して行動しやすいのですが、少しでもいつもと違う事が起こると混乱しやすいという特徴が多かれ少なかれあります。

同一性へのこだわりというのは、いつもと同じであること(同一性)への強い欲求があるという事を意味しており、いつもと異なる状況を想像できないということです。

その他にも感覚刺激に対して過敏な反応や逆に適切な反応を示さない方も少なくありません。感覚の過敏性は聴覚刺激に対して起こる可能性があります。

自閉症スペクトラム障害児に多くみられる偏食の問題に感覚的な過敏性が関係していることも少なくありません。一般に聴覚刺激(言葉)の理解よりも、視覚刺激(絵や写真や文字)の理解がしやすいようです。

 

この自閉症スペクトラム障害について、私はこの研修を受けていなければ理解をすることが出来なかったと思います。他にも知的障害、精神障害の学習もしました。

研修を受ける前までは、まだ学生の子どもたちが大きくなった時の事まで考えてあげる余裕が私にはありませんが研修の事例や先生方のお話を聞いて、しっかり子供達の未来を考えて支援をしていく必要があると再度自覚しました。出来ることから少しずつ学習した事を活かしていきたいと思います。